ホットニュース
石巻レポート・・・9日目
皆様

石巻9日目午前から昼過ぎまで、夏祭り会場の子供コーナーで子供達とシャボン玉で遊びました。あんなにシャボン玉で遊んだのは産まれて初めてでした。子供達の笑顔には本当に励まされます。

夕方、黄金浜コミュニティカフェでシチューを提供し、今日の仕事は修了です。そのコミュニティカフェを取り仕切っている方と地域の話しをしました。女川漁港で今日から定置網漁が再開されたとしても冷凍庫が無いんだとか。日本の財政力があれば冷凍庫なんか直ぐに作れるはずなのに、どうして冷凍庫ぐらい入れられないのか分からないとのこと。恐らく、全体を少しづつ直しているのが問題なんだそうです。市民は何処か一箇所でも回復することの方が活気付くはず…そこをモデルに対策を練ることも出来るし、次は俺たちも!という気持ちになれると話してました。
コミュニティカフェにシチューをもらいに来た主婦は、今日はご飯は炊いたけど、ショッピングセンターが遠くて買物に行けず、おかずが無かったので、どうしようと旦那さんと話していたところにシチューの話しを聞いて飛んで来たとのこと。お役にたてた事が嬉しい一方で、切なくなるお話です。

仕事が終わってから時間があったので、ボランティア仲間と2人で花火大会を見に行きました。港町らしく盛大な花火大会でしたが、花火の明かりに照らされて、廃屋の街並みが悲しい影を落としていました。

佐伯祐司
キッズコーナーでシャボン玉を楽しむ子供達。
託児所の赤ちゃんとの2ショット。赤ちゃんを抱くと命って、なんと軽くて、そして重いものかと感じます。
盛大な花火大会。ブラボー‼
花火に照らされる廃屋
石巻レポート・・・8日目
皆様

こんばんは。石巻8日目は石巻川開き祭りのお手伝い。個人的にはあまり興味は無いのですが、ボランティアセンターが長期的に計画を練ってきた市民のためのお祭です。こういったイベントは震災後初めてなので、市民は浴衣を着たり、オシャレをして、楽しげな雰囲気でした。僕の仕事は会場設営と前夜祭の灯籠流しのお手伝い。メッセージが書かれた色とりどりの灯籠が旧北上川から流され、とてもキレイでした。日本人の喪の作業は、昔からこのように行われて来たのでしょうか。明日もお祭のお手伝いをNPOさんに頼まれたので引き受けました。子供達と遊ぶ役です。楽しみです。

「復興」「がんばろう日本」を合言葉に沢山のボランティア団体やメデイアが全国から集まりました。復興…国の行政が混乱し、地方行政の方針も定まらない中で、復興という言葉だけが一人歩きをしている様な気がします。今は「がんばろう」の合言葉でがんばっても牛肉の出荷が止まったり、海産物の買いてがつかなかったり、畑にまだまだ海水を含んだヘドロが堆積している時期なのです。市民の中には、復興という言葉に煽られ、何も出来ない状況に益々無力感を強めている方々もいます。「ゆっくりで良い」「ボチボチで良い」と他人から言ってもらえることで安心する人達は多いと感じています。個人的には「がんばろう日本」は残酷な言葉にすら聞こえます。
伝統的にも東北人は瞬発力の民では無く、持久力の民、粘り強さの民ですから、がんばろうの合言葉なんか無くても辛抱強く前進して行くのだろうと思うのです。

佐伯祐司
灯籠にメッセージを書いて頂き、ボランティアが旧北上川へ流しました。
石巻市だけで1万人が亡くなったということで、1万個の灯籠が用意されました。
灯籠流しの風景
石巻レポート・・・7日目
皆様

今日NPOリカバリーフォージャパンの代表が蚊帳、扇風機、送風機などトラックに積んでやって来たので、僕と2人で女川の集落やワタノハへ配給へ向かいました。途中、壊滅したはずの女川漁港に漁船が!漁師さんにお話を伺ったところ、月曜日に定置網を再開するとのこと\(^o^)/ こういうニュースは嬉しいですね。漁業の町は魚を取るところから全てが動き出します。あとは、魚からセシウムが出なければ良いですね。
物資を下ろした漁村の一つ尾浦浜という集落は、牡蠣の養殖で潤っていた漁村なのですが、村全体が水没しました。今も網の浮きが漁村よりも遥かに高い山の中に沢山転がっています。倒壊家屋は手付かずのまま残っている状態でした。

その後、ワタノハへ行って、ボランティアの拠点となる家屋の下見をして、カフェの看板を作り、今日の仕事は修了です。

お風呂の件ですが、NPOさんと、社長さんと、僕で話し合い、場所と管理方針が決まりました(*^^*) 後は、業者さんに下見に来て貰い設置するのみです。この先の交渉は全て社長さんにお願いしました。道筋を作るまでが僕の仕事です。プロパンガスなので、多少お金がかかりますが、そういう面でも多少支援の必要性があるかもしれません。

佐伯祐司
女川漁港。月曜日に備える定置網漁船。震災後、初漁です。
壊滅家屋が手つかずに残る女川町尾浦浜。
石巻レポート・・・6日目
皆様

石巻6日目の報告。午前中は石巻の北10kmほどにある河北地方の福地という所へ行きました。札幌の大変お世話になっている先生のご親戚が、そこでお寺の住職をされています。ご挨拶に伺ったところ、葬儀へ向かう前の支度をされているところでした。4月に訪ねた時には、住職は通院中でお会い出来ませんでしたので、今日は元気そうな顔が見れただけでも良かったです。
隣の集落には、74人の子供達が亡くなった大川小学校があります。お寺のある地域からも生徒が通っていたそうで、今も小学6年生が一人行方不明のままなんだそうです。その子の母親は重機の免許を取得し、今も周辺を探しているとの事です。母が持つ子供への想いというのは、やはり特別なものなのだと感じます。

その後、ワタノハへ向かい、いつもの社長さんと一緒に周辺を廻りながら、何処に風呂を設置するのが良いのか検討しました。結局、管理や街灯の問題から、コミュニティカフェの横のスペースが良いだろうという事になりました。しかし、NPOさんからマッタがかかり、場所は再検討する事になりそうです。被災者の皆さんはストレスでイライラしている為、保安の問題やら、責任の問題やら、管理体制の問題やら…色々検討する必要があるとのこと。僕の様にお気軽な感じでホイホイ物事を進めてはいけない事もあるのです(^^;; 僕は居たり居なかったりするボランティアが管理するのでは無く多少問題があっても、地域の人達にやって貰うのが一番だと思うのですが、ワタノハ気質という様なものがあって、任せきれない要素になっているんだとか…

しかし、風呂を提供して下さる業者は見つかりました。地元の業者なんて、願ってもない事です。しかも最低2つのお風呂ユニットを約束してくれました。地域のニーズも確認出来ました。あとは、場所と管理体制が決まれば、業者さんが場所を見に来てくれるそうです。バスに乗って温泉へ行っても500円かかるので、何人かの人は、風呂は3日に一回にする…などと話しています。夏にはなかなか厳しい話です。

以上、6日目の報告でした。

佐伯祐司
石巻レポート・・・5日目 7月28日
皆様

 NPOリカバリーフォージャパンの皆さんが東京へ帰られたので、5日目は一人でのんびりと…という気持ちで牡鹿の鮎川へ向かいました。
 ボランティア受付で、どんな仕事でもしますと言ったためか、始めの仕事は花壇にヒマワリの苗を植える仕事。朝はこういうステキな仕事が最高と思っていたところに物資の水が10トン届きました。ステキな朝はここまで。10人で10トンの水をトラックから体育館へ搬入しました。でも、1人で1トン運ぶより10人で10トン運ぶ方がずーっと楽なのです。

 作業後、熱中症予防のために電解水オーラライトが配られたのですが、甘くないポカリスエットみたいな味でゲキマズ(-。-;

 水を運び込んだ後は、家屋内からの瓦礫の撤去作業。畳はまだまだ濡れており男4人がかりでやっと持てる重さです。瓦礫と化した家財の匂いも強烈でした。我々の作業を一人の見るからに海の男といった風貌のご老人が黙って見てました。恐らく家の持主。最後まで一言も語らず、ただただ眺めてはうつむく、うつむいてはまた眺めるの繰り返し。どんな思いで眺めていたのか…。それにしても、一軒の家から出る瓦礫の量といったら驚くばかり。積み上げると、その家よりも大きくなるのではないかという程の瓦礫が運び出されました。僕の友だちが以前、「風天の寅さんみたいに、トランク一つで生きていけるくらい身軽でいたい」と言っていたのを思い出しました。僕も今ならうなずける様な気がします。東京のトップツアーというツアー会社が企画したボランティアツアーの参加者40人との合同作業でした。老若男女様々な方々が参加してました。

 帰りはコインランドリーで洗濯。洗濯中に昨日ご挨拶に伺ったおば様から連絡が入り、石巻の老舗鰻屋のうな重を僕の為に注文したとのこと。今はお金が一番必要な時なのに、わざわざ注文して下さったのです。98年間受け継がれた老舗のうな重は最高でした。鰻はフカフカ、タレは香ばしく本当に美味しかったです。心もお腹も満たされて、今日の活動を終えました。

 そうそう、お風呂の件ですが、お風呂を提供しても良いという仙台の工務店さんが現れました。ニードが本当に有るのかどうか、本格的に調査を開始しなければなりません。

佐伯祐司
花壇の様子
運び込んだ10トンの水
家屋から撤去された家財や瓦礫。
<
日韓食べ比べ
八幡屋さん。3月にお会いしたおば様からの差し入れ。美味かった。
鰻屋さんの名刺の裏

石巻レポート・・・第4日目 7月27日
 皆様こんばんは。
 石巻4日目は朝から女川町の港を見下ろす神社の境内?の草刈りや、長い階段の参道掃除を行いました…まぁ、被災者からの依頼ですから宗教の違いは一先ずおいておきます。港町には珍しく山神様をまつる神社で、そのせいかどうかはわかりませんが、暫らく人が来た様子は有りませんでした。古くて、こじんまりとした社で、神社もこれだけ慎ましやかだと、反対に神聖な感じがするものですね。
今日は東京の薬物.アルコール依存症のリハビリ施設から若者達が沢山参加してくれました。もちろん施設に入寮してる患者さん達です。みんなテレビで東北の状況を観たり、現地へ行ったスタッフから話を聞いて、自分も何かしたいと感じてたとのことです。みんな全力でフラフラになるまで頑張りました…2人ほど初めからフラフラしている方もいましたが^^; みんな素晴らしい若者達でした。女川町はまだまだ瓦礫の撤去が続いており、悪臭も強かったです。

 午後はNPOの皆さんも全員、一度東京に戻られたので、僕は1人取り残された形になりました。建築リホーム関係の友人に連絡してお風呂を作れる人や、提供してくれる人がいないか、探してもらったところ、いくつかの選択肢が出て来ました。お風呂が出来たら嬉しいですね~。石巻市にはあまり温泉や銭湯が無くて、市が送迎バスを出すのは、郊外の3つの温泉のみです。台数や頻度の告知も無いし、一般の人もこの3つの温泉を使っているので、大変な混み具合になることが、予想されます。一方で、ガスも水道も通ってるんだから自宅でみんな入るはずだという意見も有ります。明日は、少し調査に出かけて来ます。

 夕方は、3月に家屋の泥出しを手伝ったお宅へご挨拶。温かく迎えてくれました。一人暮らしの60代のおばさまなのですが、最近落ち込む事が多くなって来たそうです。張っていた気持ちが緩んで来たんだと思います。言い方を変えると、やっと落ち込めるようになったということでは無いでしょうか。

 筆不精の僕が4日連続でメール報告なんて…驚きですね。

佐伯祐司
神社鳥居の景色
女川町の港を見下ろす神社。階段の昇降がかなりキツかったです。
巨峰果実80%のアイスBOX。暑い日には最高です。
僕はこのブドウ汁によってよみがえりました。
瓦アートに使う瓦。この倉庫もワタノハの社長さんが提供して下さってます。この倉庫をコミュニティ風呂屋にしたいな~。

石巻レポート・・・第3日目 7月26日
皆様こんばんは。
一緒に活動している方のイビキが凄いおかげで3日目の報告をしようと思い立ちました。
今日は昼に中屋敷(石巻駅から西へ2km)のコミュニティカフェでパスタとかき氷を提供して来ました。そこでは仮設住宅から一時間も歩いてやって来たご老人とお話し、現在の生活状況などを伺いました。仮設住宅に入れたものの物資の配給や炊き出しが減っているため、色々なコミュニティセンターなどを毎日回って日々の食事を得ているとのこと。健康のためにも歩く方が良いの~なんて前向に頑張っていらっしゃいました。また、そこに来ていた2人の小さなお子さんを抱えたシングルマザーにベテル教会から提供して頂いた蚊帳をプレゼントしました。寝る時だけでもハエのストレスから開放されて欲しいですね。

夕方はワタノハのコミュニティカフェで食事を提供しました。
場所をかしてくださっている社長さんと暫らく話しましたが、未だに毎日地震の夢を見るとのこと。眠れない事もあってお酒の量が増えているご様子。魚の卸を営んでいたのですが、会社も新築の自宅も壊滅し現在は休業されています。毎日余震が続いていますが、それが被災者へ与える影響も計り知れないものが有りそうです。港の再開の目処も立たない現状で、卸業者はなす術なしという感じです…この地区の漁業関係者の殆どが同じ境遇だそうです。コミュニティカフェのテーブルやイスは瓦礫の中から拾って来たものを使っているので、見栄えが悪かったのですが、旭川教会から頂いた物資支援金でテーブルクロスを提供しました。それだけでも見違える様にくつろげる雰囲気になったとボランティア一同喜んでおりました。
僕の携帯からGメイルに写真がアップ出来ないのが残念なんですが、宮崎の佐藤省三先生が自分のブログを使って写真をアップして下さるとのことです。
色々な方々に支えられながらの活動である事に感謝!
自衛隊が28日で石巻市から撤退するので、今はその後の生活が心配です。連日の暑さの中、お風呂に入れない人達が沢山出てくる事が予想されます。ボランティアセンターも、対応を考えている様子も無く、心配です。

だいぶん眠れそうな目のしょぼつき加減になりましたので、今日の報告を終ります。
佐伯祐司

(編集者からひとこと・・・佐伯さんのレポートは、佐藤個人のブログには載せていません。仲間のいびきのおかげで、私たちは祐司さんのレポートを拝見できました。その仲間の方に感謝。祐司さんが今日も一日無事に守られますよう、祈ります。佐藤)
コミュニティカフェです。
かき氷に並ぶ子どもたち
厨房は2日でハエがこんなに…
コミュニティカフェ。テーブルを囲むおばさま達。テーブルクロスが好評でした。
このテーブルクロスは、旭川教会の献金で買い求めたものです。

石巻レポート・・・第2日目 7月25日
皆様こんばんは。
別海教会の佐伯祐司です。石巻ボランティアセンターの心のケア班の活動で、牡鹿半島の鮎川で炊き出しを行いました。牡鹿半島はまだまだ瓦礫が残ったままの所が多く、石巻市街地とは全く違った状態でした。
廃屋から瓦を貰い受け、被災者や子供達に瓦に絵を描いてもらうという計画があり、今日は屋根から瓦を剥がす作業をしました。完成した瓦アートは海外の慈善団体に買ってもらい、そのお金を被災者へ戻す計画だそうです。
夕方は小金浜のコミュニティカフェにパスタを120食提供し、カフェに集まった人達と生活状況等について色々伺う機会を持つ事が出来ました。炊き出しの資金は全て、リカバリーフォージャパンという、小さな東京のNPOが負担してくださっています。僕はしばらくこのNPOと組んで活動する予定でいます。
三月にボランティアへ入った日にたまたま知り合った方が、牡鹿の鮎川で再び偶然に出会いました。彼は鮎川のコーディネートを社協から任せられているということで、僕の鮎川での今後の活動もやり易いと思います。
以上、石巻2日目の報告でした。

瓦はぎの様子。瓦アートを作ります。
小金浜コミュニティカフェ
ボランティア団体が作ったカフェです。そこに食事を提供し、地域の方々とお話しします。
「石巻レポート・・・佐伯祐司」
こんにちは。佐伯です。7月24日石巻へ到着し、ボランティア登録を済ませました。ご支援くださいました教会の皆様、ありがとうございました。
石巻の市街地は復興が進み、ショッピングセンターは若者で賑わってました。しかし、田舎へ進むにしたがって、まだまだといった感じです。
悪臭は梅雨が明けたせいかそれほど感じません。松島の海岸は観光客やウインドサーファー達で賑わってました。ハエや蚊はやはり若干多い感じがします。
今日はこれからワタノハ地区の地域復興計画会議というか、夕食会のような集に参加する予定です。
炊き出しには、直ぐにハエが群がります。
▲ページトップへ戻る
Copyright © 2011 Japan Mennonite Fellowship All rights reserved.